山内の桜もほとんど散ってしましました。
その中で、まだ花のついている桜があります。

まだ七割方残っています。
江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、良寛さんでおなじみの良寛和尚の句の中に、
「散る桜、残る桜も、散る桜」
とあります。
散る桜とは今現在の状況であり、残る桜も散る桜は未来の様子です。
生き物は生まれた瞬間に死への道を歩み進めている、
そして最後には必ず死を迎え入れないといない。
この句には、命の終わりを描写しています。
現在、コロナウィルスやウクライナへのロシア軍侵攻によって大勢の大切な命が失われています。
そのニュースを見るたびに心が締め付けられるようです。
我々はできる範囲での支援しかできませんが、多くの命が救われるように祈っています。
そして、人生を一生懸命に生きるということを考えさせられます。
始まりがあれば終わりがあるように、終わりがあれば始まりもあります。
山内では山つつじが咲いています。
